糖尿病や高コレステロール血症を治療する薬

アクトス

アクトスは、肝臓や体全体の筋肉に作用して、血糖を下げるお薬です。

 

アクトスは、肝臓や筋肉などをインスリンに敏感にさせ、インスリンの効果を高めます。膵臓から分泌されているホルモンの一種、インスリンは、体の様々な場所に働きかけて血糖を下げるという役割を果たしています。例えば、肝臓に働きかけて、肝臓が糖分を作るのを抑えます。また、血液中の糖分を吸収する性質のある筋肉や脂肪組織に働きかけて、より活発に糖分を吸収させるのもインスリンの役割です。このようなインスリンに対して、肝臓や筋肉、脂肪組織をより敏感に反応させるのがアクトスの効果です。アクトスが効果を発揮すると、肝臓はインスリンによく反応して、糖分を作らないようにします。また、筋肉や脂肪組織は、よりよく血中の糖分を吸収するようになります。その結果、血液中の糖分が減り、血糖値が下がります。

 

血糖を下げる効果があるアクトスは、主に2型糖尿病の治療に使われています。

 

アクトスの副作用として注意する必要があるのは、むくみ(浮腫)です。特に女性の場合、10人に1人程度にむくみが起こることが分かっています。また、糖尿病でインスリン注射をしている人の場合、10人に3人程度という比較的高い率でむくみが出ることが分かっています。むくみが出ると、心臓に負担がかかるので注意してください。アクトス以外の他の血糖降下薬や、インスリンを併用している場合には、低血糖にも注意した方がよいでしょう。低血糖とは、薬が効き過ぎて血糖値が下がり過ぎてしまうことです。症状としては、震えや寒気、動悸、虚脱感などが挙げられます。ひどい場合には痙攣を起こしたり、意識が朦朧としたり、昏睡状態になることもあります。血糖を下げる薬を2つ以上飲んでいる時は、特に気をつけてください。